1980年代初め、IWCが最初のチタン製ケースを作り始めたとき、超薄型の「インヂュニア・チタン」(レファレンス番号3350)は、この種の時計の先駆けとなりました。その後1991年に、「インヂュニア500,000A/m」(モデル番号3508)によって、IWCは500,000A/m(アンペアメーター)という耐磁性を持つ機械式腕時計を生み出すことに成功しました。そして、この記録は今もまだ破られていません。
1868年の創立まで遡ることのできるIWCの企業理念をこれほど見事に体現している時計のシリーズは他にほとんどありません。りりしく機能的な外観を持つケースの内部には、次々と技術的進歩が詰め込まれてきました。これは、「インヂュニア」シリーズが1950年代半ばからずっと機械式時計のテクノロジーの限界を押し広げてきたことの証拠でもあります。